久しぶりに鏡を見ました。
顔の拙さはすでに既知のことで、どうってことないと思っています。
ただ、納得いかないことが一つ。
それは、かつては真っ黒だったぼくの頭髪に白いヤツが混じりはじめたことです。
それでも最初のころは、チョボチョボとあっただけなのです。
それがたぶん最近になってからというもの、一気にドッと増えたような気がするのです。

ある程度は、もう年なのだと諦めもつきます。でも、それだって限度というものがあるじゃないですか。
ある種の決意をしたぼくは、スーパーの薬局にいる女性店員さんに相談し、髪が少しずつ黒く染まるというシャンプーを購入いたしました。
もちろん通常のシャンプーに比べて倍以上のおカネを払いました。

期待を込めて、毎日のお風呂でぼくはそのシャンプーを使用しました。
幾日かが過ぎました。髪はそのままでした。あっという間に一週間が過ぎ、二週間も過ぎ、一か月も過ぎたころでしょうか、シャンプーはもう残り少なくなっておりました。
ただ、変化があったのはこれだけでした。ぼくの髪は、まったくそのままでした。

東洋の医学的見地からすると、病気というものを身体全体から捉えているようです。
つまり、どこか身体の具合が悪いのはその箇所だけの問題なのではなく、身体全体の問題だというのです。

“医食同源”という言葉があります。髪の健康だって、その通りであろうと考えます。
頭髪も問題もその部分だけで捉えるのではなく、ぼくの身体全体の老化が原因であると考えるわけですね。
そういった観点から考えると、その食事をいかにしたらぼくの頭髪に有利なのかが多少見えてくるような気がします。

さまざまな栄養素の中でもビタミンB6というのは、健康にも欠かせないモノであると同時に、ぼくみたいに白くなった頭髪の育毛にも“非常に重要な栄養素”なのだそうです。
どのような食材から摂れるかというと、まぐろ、さんま、鮭、さば、いわし、豚もも肉、バナナ、さつまいも、小麦胚芽、レバー、納豆、メロン、キャベツ、とうもろこし、くるみなどなど、比較的いつも口にしている食材であることが分かります。

要するに、いつも食卓に出てくるヤツに文句を言わず、作ってくれたカミさんにニッコリと笑い、“おいしいね、いつもありがとう”といった一言など添えて全部いただくこと、それこそ一番の健康法であり、育毛法なのだということでした。